海水魚水槽のコケ対策といえばシッタカ貝

皆さんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ

今回は水槽のご紹介ではなく、生き物の紹介をしたいと思います(^_^)v

海水魚水槽をやっている方、気になっている方、これから始めたいと思っている方、水槽面に付いた茶色や緑のコケに悩まされることはありませんか?また、これが生える原因は水質・光の強さや時間、様々な理由があります。そしてコケを取り除く方法もまた様々です。自分でスポンジなどを用いて磨いたり、水質を改善したり、光量を抑えてみたり…。インテリアとして置いている方、汚れは絶対NGですよね。今回はコケを取り除くのが大得意のある生き物をご紹介したいと思います(*^^*)

それはシッタカ貝と呼ばれている貝の仲間です!

こちらが水槽お掃除大好きシッタカくんです。

もしかしたら気持ち悪いと思われる方もいるかもしれません…。

このシッタカ、ガラスのコケを掃除してくれる能力に関しては右に出るものはほぼいないほど効果絶大です。壁や岩に張り付いて自由気ままにゆっくりと移動して餌(コケ)を見つけると口の中にある歯舌(しぜつ)と呼ばれる人間で言う歯のようなもので削り取って食べます。シッタカは数を入れれば入れるほど効果が出ます。ただ入れすぎはちょっと気持ち悪いかもしれません(笑)

色鮮やかな海水魚と比べたら地味な形で地味な体色ですが、美しいインテリアとして海水水槽を維持するには必須なのではないでしょうか?

このシッタカくん、日本の海ほぼ全域に生息して、よく見るとあちらこちらにいます。”シッタカ捕まえて水槽に入れよう!”と捕まえて……はいけません!!実はシッタカは沖縄などで食用にされていて、捕まえてしまうと漁業権に引っかかりつかまってしまいます…( ゚Д゚)なのでショップなどで売られているシッタカは意外と貴重なのです。

もし水槽にシッタカがいたら是非観察してみてください。ただコケを食べてるだけと思いがちですが結構面白いやつです。

コケがすぐそばにあるのに何を思ったのか通りすぎたり、ゴンベやエビなどの生き物に踏み台にされてそのまま移動手段にされたり、シッタカ同士が絡み合ってひっくり返ったり…。さらにコケ取り優秀ですが自分の貝殻にコケやゴミが付いてるのに自分の貝殻は自分で掃除できません!それをいいことに(?)フジツボや海藻類の良い住処にされています(笑)時にはこんな子もいます。

海藻付きすぎでもはや本体の貝殻が見えない…!!!

そんなシッタカくん、最期はとても儚いものです。ひっくり返ったら何か掴まれるものがない限り起き上がれずそのまま死んでしまいます。また、水槽のコケを食べ尽くすと新しいコケが生えてくるまでに餓死してしまう子もいます。なのできれいな水槽を保つにはシッタカを絶やさないようにしないといけません。ちなみに死んでしまった貝殻を手に持って臭いをかいではいけません…(;’∀’)

優秀で頑張り屋でおちゃめで最期は儚い、それがシッタカという貝です!

いかがでしたでしょうか?豪華で癒されるインテリアとして置いていたけど汚れがとても気になる、水槽のコケが気になって手入れが大変…是非この貝をオススメします。もし気持ち悪いと思ってる方もこのブログを読んで少しでも好きになってもらえたらと思います(笑)弊社でもとってもお世話になっているやつです!この貝もアクアリンクの月1回メンテナンスがうまくいっている要因の一部です!

今回はコケ取り部隊の1匹、シッタカ貝の紹介でした!

それではまた次のブログで!( `ー´)ノ

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
ご質問がある方は弊社のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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