黄金のアジ!コガネシマアジ

みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(^^)/

 

いつの間にか12月・・・来月は2022年って時間が経つのが早すぎますね。。。

 

今回は海水アクアリウム水槽で飼育できますが、ある理由で飼育難易度が高いお魚をご紹介します!

 

ではそのお魚ですが・・・

 

 

こちらです!

黄金の体とシマシマ模様が可愛らしくも美しいお魚、コガネシマアジです!そのまんまですね笑

“アジ”と名前が付くとおり、アジ科の仲間で、成魚は食用にされていたりしますよ(^^)

 

ちなみに食用について調べたところ、アラブ首長国連邦の先史時代の遺跡からコガネシマアジの骨が出土しており、はるか昔から食べられていたようです・・・。

確かにちょっと美味しそう・・・・・・笑

 

そこまで入荷数は多くなく、たまーに熱帯魚ショップに販売されています。デバスズメダイくらいの可愛らしい幼魚が素早い動きで水槽を泳ぎ回ってます。

ホントによく泳ぎ回るので、アクアリウム水槽を賑やかにしてくれます。

 

自然界ではインド太平洋の熱帯・亜熱帯に広く生息していて、幼魚の頃は大きな群れを作り、成魚になると単独から小さい群れを形成します。

 

コガネシマアジ固有の生態ではないですが、幼魚の頃は他の捕食者から逃れるために自分より大きいお魚につきまとっている姿が見ることができます。

私が見たのはロングフィンスナッパーというお魚にベッタリ張り付いて泳いでる姿でした。

姿形も相まって、中々可愛らしいんですよね・・・。

 

ちなみにこの黄金の体は幼魚の時だけで、成魚になると縞模様を残して白っぽい色になっちゃいます(個体によっては縞模様もなくなるようです)。各ヒレに黄金の名残があるくらいですかね(^_^;)

見た目は厳つくてかっこいいですが、体色は幼魚と比べてちょっと地味な感じになっちゃいます。

 

熱帯魚ショップに売られていることからもちろん飼育することは可能です。

ただ、先に冒頭でも書きました”飼育難易度が高い”という理由をお話しします。

 

コガネシマアジは販売されている個体はスズメダイサイズで可愛らしいですが、成長すると自然界では120cmほどの大型魚になります。もちろん飼育下ではサイズは抑えめになりますが、それでも素早く泳ぎ回ることも含め、最低180cm水槽が必要になります。

正直180cm水槽でも奥行きと高さがないと狭く感じるかも・・・。

 

なので、ショップに売られていて可愛いと一目惚れし、60cm水槽など小型水槽で飼育するとあとで大変なことになりますので、気を付けてくださいね(^_^;)

最悪ショップに引き取ってもらえるならまだいいですが、自然界に返すのは絶対NGです!

 

コガネシマアジや他の大型魚を飼育する水槽やスペースなど用意できるかが一番のネックになるかと思います(^_^;)

 

それでも飼育したいという方がいるかもしれないので、以下飼育方法を書いていこうと思います!

 

実はコガネシマアジは意外にも飼育自体は容易だったりします。

 

まず、水槽サイズは先ほども書いたように180cm以上は必要になります。小さい間であれば60cm~90cmで飼育することはできますが、終生飼育は不可と思ってください。

濾過器はオーバーフロー水槽一択になります。

180cm水槽であれば3匹前後での飼育が適しています。

 

レイアウトは水質浄化作用効果があるライブロックは必ず入れましょう。砂は敷いても敷かなくても問題ありません。もし砂が必要な生き物を一緒に飼育される場合は敷いてあげて下さい。

 

適正水温は23℃~24℃を好みます。低水温も高水温も苦手なので、クーラーやヒーターは必ず入れてあげて下さい。

 

エサは基本的に人工使用などなんでも食べてくれます。

 

次に混泳ですが、元々群れを作る性質があるので同種同士での混泳は可能です。ただ大型化することを考えて最終的に飼育する水槽サイズに合わせて飼育してあげてください。

他種同士ですが、口に入るサイズの小型魚や甲殻類は食べられてしまうため、ヤッコやハギなど中~大型魚であれば可能です。

コガネシマアジは温厚な性格をしているので他種に(捕食目的以外で)攻撃することは基本的にないです。

大型魚が複数いると糞の量も多くなり、水質を汚すスピードが早くなるのであまり量をいれないことをオススメします。。。

 

いかがでしょうか??

大きい水槽を用意してあげないといけないのがネックですが、素早い動きや幼魚の美しい姿から成魚のかっこいい姿になる等、飽きさせず楽しませてくれるお魚です!

大きい水槽は用意できるけど飼いたい魚が決まらない・・・と悩んでいる方がいましたらオススメのお魚です!

 

今回はコガネシマアジのご紹介でした!

 

弊社は関東全域でアクアリウム水槽の設置やメンテナンスを行っています。

海水水槽や水草水槽はもちろん、珊瑚水槽、ネイチャーアクアリウム水槽、テラリウム水槽、海水風淡水水槽など様々なジャンルを取り扱っています。

 

もしアクアリウム水槽を置いてみようかお悩みの方がいましたら是非アクアリンクのご相談ください!

 

水槽空間プロデュース企業アクアリンク公式サイトはこちらから!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
ご質問がある方は弊社のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

目次