みなさんこんばんは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ
今回は生体の紹介なのですが、生体は生体でも鑑賞する生体ではなく非常に厄介者の生体をご紹介します!
海水インテリア水槽をやっている中で絶対に発生させたくないものの1匹です。
それがこちら。イソギンチャクの仲間でカーリーと呼ばれています。和名はセイタカイソギンチャクとも言います。
5cmほどの大きさですが、成長次第ではもっと大きくなる場合もあります。ただ海水水槽で販売されているイソギンチャクほどには大きくならない印象です。
何故このカーリーがインテリア水槽で厄介者扱いされているかと言うと…。
まずイソギンチャク特有の毒を持っています。しかも小さいながらに結構毒性は強いです。これが珊瑚やお魚に悪影響を及ぼしてしまうのです。
イソギンチャクは滅多に増えないと思われるかもしれませんが、このカーリーは別です。とにかく増殖力が半端ではなく、1匹見つけて放置していればあっという間に一面カーリーだらけになってしまうこともあります。そうなってしまえば見た目もえぐいですし、飼育している生体も非常に危険です。
そのため、見つけ次第カーリーは駆除しなくてはいけません。
駆除方法はいくつかあります。
まずカーリー駆除生体を導入することです。
一番有名なのがペパーミントシュリンプというエビでしょうか。
こちらがペパーミントシュリンプ。見た目も可愛らしくカーリー駆除能力も高いです。
エビなので基本的に珊瑚などにちょっかいはかけないのですが、マメスナギンチャクなどは食べてしまうという話があります。
またエビを好物とするお魚がいる場合はペパーミントシュリンプが食べられてしまう可能性があるので気を付けてください。
次にチョウチョウウオの仲間です。
細長い口でツンツンして食べるのですが…もしクマノミたちが共生するイソギンチャクを飼育しているのであればチョウチョウウオが突いてしまうことがあるのでペパーミントシュリンプの方がオススメです。
いなければチョウチョウウオとペパーミントシュリンプ共同作業してもらうのも全然アリです。
次に薬剤を使う方法です。こちらは注射器を使ってカーリーに刺して薬剤を注入します。
効果はそれなりにありますし、数匹程度であれば駆逐できると思います。
が、大量発生している場合は1匹1匹に打っていくのも大変ですし、岩の隙間に入り込んでいるカーリーを見落としてしまうことがあります。
最後は人力で駆除する方法です。カーリーが発生しているライブロックを取り除くか、ピンセットで1匹ずつ引っこ抜いていく作業です。
ここで気を付けたいのがもし引っこ抜いた際、少しでも体の一部が残ってしまうとそこから再生してしまうことがあります。そうなればせっかくの苦労が台無しですね…(*_*;
または半田ごてで焼いてしまうのも手です。
ただこちらも薬剤同様大量発生していればそれだけ手間もかかるのでカーリーが少数の時にやるといいかと思います。
ここまでカーリーの駆除方法を書いていきましたが、一番はやはり持ち込まないことでしょうか。
ライブロックのキュアリングと観察をしっかり行い、水槽に導入します。
しかしそれでも発生してしまうこともあるので、大量発生しないうちに駆除することが大事です。もしくは予防で最初からペパーミントシュリンプなどの生体を入れておくことです。
今回はインテリア水槽の嫌われ者・カーリーと駆除方法のご紹介でした!
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