淡水水槽の黒いコケ

皆さんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ

今回は淡水魚のコケについてお話したいと思います。空間演出や水槽インテリアとして置く場合、見た目が悪いコケは天敵です。すべての種類のコケについてお話するととんでもない長さになってしまうので、1種類だけに絞ろうと思います!他のコケはまた次の機会に…!( ゚Д゚)

今回は、淡水魚水槽、特に水草で厄介なのが水草や流木に付いて増える黒ヒゲゴケです。

 

この黒いフワフワとしたものが黒ヒゲゴケになります。恐ろしく見た目が悪いです(T_T)おそらく熱帯魚飼育者のほとんどの方はこのヒゲゴケに悩まされたことがあるのではないでしょうか?

このヒゲゴケは最初は流木などに小さく存在しているだけですが、放置しておくと写真のように爆発的に繁殖して流木・岩・水草、更にヒーターや水温系、水に浸かっている人工物にまでくっ付いて増え続けていきます。

ヒゲゴケ自体にはお魚に無害ですが、ヒゲゴケが出るということは水槽の何かが悪いということです。その悪いことを改善しない限りお魚や水草にも影響が出てしまいます。なので、黒ヒゲが出たから駆除するのではなく、黒ヒゲが出たから何が悪いのか原因を突き止めそこを改善しない限り黒ヒゲを完全に駆除したとしてもまた出てきてしまいます。

黒ヒゲは水槽内の水の循環が悪く水の淀みができるスペースがあったり、お魚の量や水槽の大きさに対し使っているろ過器のスペックが合っていなかったり、ろ過器の中のろ材が古くなり酸化し水が酸性に傾くと出やすくなります。

私たちは水槽に対しワンランク大きいろ過器を使ったり、ろ材が古くなる前に新しいものに変えて事前にヒゲゴケが出るのをなるべく防いでいます。それでも出てきたものは、人間の手で取るのは困難なのでとあるお魚に手伝ってもらいます!

 

それがこのサイアミーズ・フライングフォックスです。

このサイアミーズ、なんとヒゲゴケが大好物なのです( ゚Д゚)90cm水槽で大繁殖していたヒゲゴケにこの子を5~6匹入れたところ、瞬く間にヒゲゴケが消え去りました。もちろんろ材を交換するなどこちらもできることをした上でですが…。小さい口で岩や流木などをコチョコチョしながら移動する様子は地味な見た目に反して中々可愛らしいです(*’▽’)

ただ、大きくなったり人口餌に餌付いてしまうとどうやらヒゲゴケ駆除能力は下がってしまうみたいです。かなり大型になるので、小型水槽でサイアミーズを入れる場合は注意が必要ですね。俊敏に動き回りますが性格は基本的に穏やかです。他のお魚に目もくれずひたすら流木など口を付けて動き回ります(笑)

水槽インテリアは汚れは厳禁です。しかし、人間の手ではやはり限界なところがあるため、サイアミーズなどのようなコケ対策の生き物たちに手伝ってもらっています。水槽が綺麗に維持できるのは彼らの働きもあるので本当に感謝です(#^.^#)インテリアとして癒される水槽を置いたけど汚れがひどいという場合、是非コケ対策のお魚たちを入れてみてはいかがでしょうか?(*^^*)

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
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