逆さになるクラゲ!?サカサクラゲ!

みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(^^)/

今回は海水アクアリウム水槽で不思議な生き物をご紹介します!

 

 

それがこちら!

逆さまになったクラゲ、サカサクラゲです!そのまんま!

 

普通クラゲと聞くと水中を水流に流されるままに泳いでいるイメージがありますが、このサカサクラゲは砂地や岩、水槽であれば壁面などに張り付いて生活する不思議なクラゲなのです。時折通常のクラゲのように泳ぐことはあるようです。

 

自然界では西部太平洋~インド洋に生息しており、最大直径20cmにまで成長します。

基本的な構造は普通のクラゲと同じでお椀のようなカサに触手(口腕)を持っています。

体内に褐虫藻を持ち、この褐虫藻が光合成を行うことでその栄養分を得ていて、

このサカサクラゲは褐虫藻が光合成をしやすいように逆さまになっているようです。

(ちなみに褐虫藻は虫ではなく、植物プランクトンです)

 

触手を使って動物プランクトンを捕まえて取り込むこともあります。

 

クラゲといえば一般家庭での飼育はできなさそうと思われるかもしれません。確かに普通のお魚の飼育と違う部分はありますし難易度は高めですが、ある程度の設備と腕があれば飼育することはできますよ(^^)

 

クラゲの優雅に流される様に癒やされる人が多く、最近では水族館でも飼育でも非常に人気が高い生き物です。

 

以下飼育方法を書いていこうと思います。

ちなみにこのクラゲは海の生き物なので海水が必要になります。

 

まず水槽サイズですが、サカサクラゲ1~2匹であれば45cm程の水槽サイズで飼育することができます。もし大きくなったり、もっと飼育したいという場合は大きい水槽を用意してあげてください。

一応小さいケースやコップなどを使って飼育できますが、急激な水質悪化や水温変化

によってサカサクラゲが弱って最悪死んでしまう場合があるのでできるだけ大きい水槽で飼育してあげてください。

 

濾過器ですが、サカサクラゲは強い水流や後述しますが水中内に発生する気泡が苦手なため静かな濾過器を選ぶ必要があります。

底面式フィルターやスポンジフィルターなどを使用して、なるべく水面をバシャバシャさせないようにしてあげてください。

 

底砂は基本的に必要ありません。底面式フィルターを使う場合はサンゴ砂を使ってあげてください。

 

水温は25℃前後くらいが適正です。冬はヒーター、夏はクーラーやファンなど水温を調節できる機材を用意してください。

 

次に照明ですが、先ほども書いた通りサカサクラゲは褐虫藻の光合成で栄養を得ているため必要です。

ただあまりに光量が強いと水温上昇やコケの発生の要因になるので様子を見て調整してください。

 

次にエサですが、褐虫藻の光合成があるため基本的には与えなくていいですが、長期飼育を目指すのであれば人間の手で直接与えてあげる必要があります。

1週間に1~2回、冷凍ブラインシュリンプやクラゲ用のエサをスポイトを使って触手にふりかけてください。

 

エサを与えると水が汚れ、クラゲの粘膜を過剰に分泌させてしまうため弱ってしまいます。

基本的に1週間に1回は水換えをしてあげましょう。

その際に泡がでないようにゆっくり水を入れてあげてください。

 

フィルターの所でも書きましたが、クラゲは気泡が大の苦手で、胃やカサに入り込むと気泡が抜けず穴があいてしまって弱ってしまうからです。

小さい気泡でもNGなので必ず気泡が発生しないように飼育してあげてください。

 

いかがでしょうか?アクアリウム水槽では少々難易度が高いですが、その分お魚や他のクラゲとは違った生態を見せてくれて非常に興味深い不思議な生き物です。

もし気になってる方がいましたら挑戦してみてはいかがでしょうか?(^^)/

 

今回はサカサクラゲのご紹介でした!

 

弊社は関東全域でアクアリウム水槽を設置やメンテナンスを行っています。

海水魚水槽や水草水槽、テラリウム水槽、造花水槽など様々なジャンルを取り扱っています。

もしアクアリウム水槽を置いてみようかお悩みの方がいましたら是非アクアリンクにご相談ください!

 

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
ご質問がある方は弊社のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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