美しいハナミノカサゴ!

みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(^^)/

今回は海水アクアリウム水槽で飼育できる危険でユニークな生き物をご紹介します!

 

 

それがこちら!ハナミノカサゴです!

海やお魚に詳しくない方でもこの特徴的な風貌から一度は見たことや聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

インド洋や西部太平洋に生息するフサカサゴ科の仲間で、最大30cm前後にまで成長します。

夜行性で普段は岩やサンゴなどの隙間に隠れており、夜になると小魚などの餌を求めてゆっくりと泳ぎ回ります。

 

カサゴというと地味な体色でとげとげでゴツゴツした見た目が多い印象ですが、このハナミノカサゴはピンクや白、赤褐色の縞模様に大きい胸びれや背びれが特徴的で非常に美しい見た目をしています。

似た仲間にミノカサゴやキミオコゼ、キリンミノなどがおり、彼らもハナミノカサゴと同じくらい綺麗な見た目をしています。

 

ちなみにハナミノカサゴとミノカサゴは違う種類とは思えないほど似ていますが、尾ビレで違いを見分けることができます。

ハナミノカサゴは尾ビレに細かい暗色斑があるのに対し、ミノカサゴは尾ビレに何も模様が無く透明です。他にも見分け方がありますが、一番これがわかりやすいかと思います。

 

このように美しい見た目をしたハナミノカサゴやその仲間達ですが、迂闊に触ってはいけません。実は背びれや尻びれ、腹びれに長い毒棘を持っており刺されればかなり危険です。

ダイビングなどで近付けばヒレを大きく広げて威嚇し、それでもダイバーが立ち去らない場合は怒って突進してくることもあるとか・・・(^_^;)

もちろん飼育下でも注意しなくてはならず、水中に手を入れてハナミノカサゴを挑発するような行為をしたりメンテナンス中や給餌する時に驚かせて暴れてしまった際に傷を負う可能性があります。

毒以外でもヒレは太い針のようになってるので刺された場合は必ず病院に行きましょう。

 

こんな美しく危険なお魚ですが、飼育が可能です。

上記で述べた通り危険なお魚なので、飼育する際は細心の注意を払ってください。

それ以外でも注意点があるので、そこも踏まえて書いていきますね。

 

まずは水槽サイズですが、全長30cmほどになりますがあまり泳ぎ回らない種類なので最低90cm水槽からの飼育が可能です。

120cm水槽以上が用意できれば一番いいですね。

 

濾過器は海水魚のためオーバーフロー水槽が基本となります。

 

大型でヒレも大きく伸長するのでライブロックはあまり入れず、もし可能であれば大きいライブロックを使用して隠れ家を1カ所作ってあげるといいと思います。

砂に依存しない種類なので砂を敷かずメンテナンスが行いやすいベアタンクでの飼育も可能です。

 

水温は24℃~26℃が適しています。冬や夏は必ずヒーターや冷却装置を使用してあげてださい。

 

エサですが、基本的に人工飼料には餌付かないので、最初は生きたエサ用の小魚を与えたり慣れてきたら冷凍の魚やエビ、クリルなどを与えてあげてください。

夜行性なので夜に与えてあげると食べてくれやすいです。

 

次に混泳ですが、同種他種ともに注意が必要です。まず同種同士ですが、喧嘩をする可能性があるので単独飼育が向いています。もし複数匹入れる場合は縄張りが作れないように3匹以上入れてあげてください。ただし90cm水槽の場合は広さ的に1匹が限界です。

また他種の場合、ハナミノカサゴが肉食魚のため口に入るサイズのお魚やエビは食べられてしまいます。

もし混泳する場合は大型ヤッコなど口に入らないサイズをオススメします。

 

いかがでしたでしょうか?

ハナミノカサゴは危険だし飼育もかなり難易度が高いですが、非常に美しい見た目やゆったりと泳ぐ反面、食事は豪快に食べる姿は魅力たっぷりです。

もし腕に自信がある方や勇気がある方、ハナミノカサゴや他のカサゴの飼育はいかがでしょうか?(^^)/

 

今回はハナミノカサゴのご紹介でした!

 

弊社は関東全域でアクアリウム水槽の設置やメンテナンスを行っています。

海水魚水槽の他にも水草水槽、テラリウム水槽、古代魚水槽、活魚水槽など様々なジャンルを取り扱っています!

もしアクアリウム水槽を置いてみようかお悩みの方がいましたら是非アクアリンクにご相談ください!

 

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
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